「フードバンク」とは

食品ロス

品質に問題がないにもかかわらず、市場で流通できなくなった食品を企業などから寄付を受け、食品を必要とされる家庭や福祉施設へ無償で配給する活動および、その活動を行う団体。全国にフードバンクは約130団体あり(2020年5月農林水産省から抜粋)、フードバンクにより各々特徴がある。

品質に問題がないにもかかわらず廃棄されてしまう食品。食品ロスとは?

日本では、年間2,550万トン(※)の食品廃棄物が出されています。このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は612万トン(※)。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成30年で年間390万トン)の1.6倍に相当します。

また、食品ロスを国民一人当たりに換算すると、お茶碗約1杯分(約132g)の食べ物が毎日捨てられていることになります。「もったいない」と思いませんか?大切な資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことが必要です。※農林水産省及び環境省「平成29年度推計」

引用元:消費者庁ウェブページ

「フードバンク湘南とは

お互いさまの気持ちを大切に、特に生活が苦しいとされているひとり親家庭や支援を必要とする家庭に食料支援を行うことで、未来ある子どもたちが健やかに育つことを願いながら日々活動を行っております。

私たちの取り組む課題

①貧困問題への取り組み

貧困という言葉を聞くと一般的には発展途上国などの住居や衣類など見た目で分かる状況を連想しますが、日本の貧困は見えづらいのが特徴です。住居や衣類も大差なく多忙で働く母親が子どもとの連絡手段として携帯電話も持たせているため、見た目ではなかなか分かりません。

悲しいことに日本の子どもの7人に1人が貧困状態にあるのが現状であり、その中で最も多いのがひとり親世帯です。2015年の調査ではひとり親世帯のうち半数以上が貧困状態にあるとされています。

私共はその特に生活が苦しいとされているひとり親家庭や、行政、社会福祉協議会などから依頼のある支援を必要とされる方、また子ども食堂や支援団体などへ無償での食料支援を行うことにより、貧困問題の解決を目指します。

毎週火曜日に平塚市内のひとり親家庭へ、お米・パン・お菓子・レトルト食品、インスタント食品・野菜・冷凍食品(受け取りの家庭のみ)などを配達、またはお受け取りにお越しいただいております。

市外のひとり親家庭からもご依頼が多いので、市外の方は毎月一回お受け取りの方のみご支援させていただき、行政や社会福祉協議会などから依頼のある支援を必要とされる方への緊急支援は随時対応させていただいております。

ひとり親家庭の方からは「支援をしていただくようになってから、食費が浮き生活が楽になってきた」「お菓子をなかなか買ってあげられないので本当に助かっています」「給料日前で食材を買うことができず家に帰ったら、新鮮な野菜をはじめ様々な食材が届いていて涙がでました」など、大変励みになるお言葉をいただいております。

また、コロナの禍になり更に支援を必要とされる方が増えてきたため、フードパントリー(食品の無料配布)をできるだけ毎月一回開催し、ひとり親家庭やコロナ禍で影響を受けているご家庭をご支援させていただいております。開催当初は来場者数が100名程度でしたが回数を重ねるごとに300名近くになったため、密にならないように予約制にするなどして対応させていただいております。ご来場いただいている方は横浜から小田原など遠方の方々にもお越しいただいております。皆様には大変感謝いただき、参加してくださっている15名ほどのボランティアの励みにもなっています。

フードパントリーへ食品を提供してくださる企業様も少しずつ増え、食品ロス削減にも貢献できているのではないかと思います。


食品ロス削減への取り組み

食べるものに困っているご家庭が多い中、日本の食品ロス(食べられるのに捨てられてしまう食品)の量は年間600万トンを超えています。

日本は食料を大量に生産、輸入しているのに、その多くを捨てているのが現状です。この大量の食品ロスが発生することにより、ごみ処理に多額の費用がかかるだけではなく、食品廃棄のために発生する温室効果ガス排出の影響は環境問題に繋がっています。

温室効果ガスは地球の生態系などに影響し環境問題を引き起こしてしまいます。

地球の環境を守るためにも微力かもしれませんが食品ロスになってしまうはずの食品を企業、農家、一般家庭などから寄付を受け、これらの食品を支援を必要とされる方に届けることで食品ロスの解決に取り組んでいきたいと考えております。

フードドライブ

その取り組みの一つとして、平塚市環境部と連携を図り平塚市役所にて2019年4月より毎月一回フードドライブ(食品を集める活動)を行い、一般家庭などから余剰食品の寄付を募っています。また、企業や病院などでもフードドライブで集まった食品をご寄付いただいております。

また、2020年4月より平塚市環境部と協働事業が始まり、平塚市のシステム開発会社(株)アクアリーフに依頼し、食品管理Webシステムを開発。

このシステムにより企業から寄贈を受けた食品がどこに届いたかが簡単に分かるようになるため、企業に廃棄ではなく寄付を促すような取り組みを目指し、少しでも多くの食品が無駄に廃棄されることのないように食品ロスの削減に寄与していきたいと考えております。


代表メッセージ

特定非営利活動法人 フードバンク湘南 理事長:大関 めぐみ

特定非営利活動法人 フードバンク湘南 代表:大関 めぐみ

「お互いさま」

私はこの言葉がとても好きです。

今現在、日本の子どもの7人に1人は貧困状態にあり、子どもだけではなく大人でも困窮されている方が沢山いらっしゃいます。

しかしその一方で、まだ十分に食べられる食品が、日々大量に捨てられているのが現状です。

子どもの貧困は親のせい、困窮しているのは自分のせいだとおっしゃる方も、残念ながらいらっしゃいます。ですが、誰のせいというわけではなく、長い人生の中ではだれでも周りの支えが必要になる場面があると思っております。

そんな時こそ、お互いさまの気持ちを忘れずに、できる人ができることをしていくことが大事なのではないでしょうか。

フードバンクの活動をしている中で、皆様からご寄付頂いた食品をお渡しさせていただいた方に、

「まるで宝箱のようだ」

と言っていただいた時の感動や、たくさんの感謝のお言葉が私の原動力となっております。

私たちの活動を通して「もったいない」を「ありがとう」へ繋いで、多くの方たちに手を差し伸べられたらと、そんな思いで活動をしてきました。

これからも同じ気持ちを持ってくださる方々と共に、今私たちにできることを精一杯続けていきたいと思っております。


沿革

2017年7月 市民活動団体として活動開始
2018年4月 平塚市環境部と平塚市役所にて月1回フードドライブ開始
2018年4月 事務所移転((株)ハウスポートより無償貸与)
2018年12月 NPO法人として認定を受ける
2019年11月 一般社団法人全国フードバンク推進協議会に加盟承認を受ける
2020年2月 第1回平塚市みんなのまちづくり事例「年間大賞」を受賞
2020年4月 平塚市環境部と協働事業開始
2021年3月 神奈川県指定特定非営利活動法人として指定を受ける

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定款

特定非営利活動法人フードバンク湘南定款

2018年度実績

2019年度実績

2020年度実績